「マーケティングの4P、4Cってよく聞くけど、具体的に何?」
「マーケティングの4P、4Cを理解して、仕事に役立てたい…」
今回の記事では「【3分でわかる】マーケティングミックスの4Pと4Cを徹底解説!【事例あり】」について解説します。
「マーケティングミックス」とはマーケティング戦略において、フレームワークを使いつつ、標的となるターゲットに対してアプローチすることです。
そのフレームワークのなかに「4P」や「4C」があります。この「4P」「4C」で市場を分析して、マーケティングの戦略を立てていきます。
これからマーケティングを勉強していきたい方や、マーケターとしてスキルアップをしたい方は、ぜひ、今回の記事を参考にしてステップアップしましょう!
マーケティングミックスの意味
「マーケティングミックス」とはマーケティング戦略のなかで「実行戦略」と言われている施策段階のことを指します。
「マーケティングミックス」とは、マーケティング戦略において望ましい反応を市場から引き出すために、マーケティング・ツールを組み合わせること
Wikipedia-マーケティングミックス
簡単にいうと「マーケティングで自社の商品・サービスを売るために市場を分析し、アプローチすること」ですかね。
では、どのような観点から市場を分析し、アプローチをかければ良いのでしょうか?
結論は、「4P」「4C」を分析し、バランスを重視することです。
マーケティングミックスの4Pと4Cを徹底解説!
まず、マーケティングミックスの4Pの特徴は「売る側」からの視点であり、「製品の開発」「価格」「流通」「プロモーション」を検討することです。
一方で、マーケティングミックスの4Cとは、「顧客側」からの視点にフォーカスをあてた分析方法になります。
マーケティングミックスの4P【売る側の視点】
マーケティングミックスの4Pは下記の通りです。
・「製品」(Product)
標的としたターゲットに対して、どのような製品を売り込めば良いかを決める
・「価格」(Price)
ターゲットに対して、適正な「価格」で製品を販売する
・「流通」(Place)
「Webサイト」「店舗」など、製品をどのようにターゲットに届けるのかを決める
「プロモーション」(Promotion)
プロモーションは製品の認知度を高めるために重要な要素。テレビCM、チラシ、インターネット、SNSなどを活用するのが一般的。
上記4つのバランスを重視することで、お客様から望ましい反応を引き出すことができます。
マーケティングミックスの4C【顧客側の視点】
マーケティングミックスの4Cは下記の通りです。
「顧客にとっての価値」(Customer value)
「顧客が製品に対して求めている」「本質的な価値が提供できている」のかを考える
「顧客の負担」(Customer cost)
顧客が製品を手にするまでの「時間」や「労力」を考察し、なるべく負担をなくすことを考える
「顧客にとって利便性」(Convenience)
顧客が製品の購入までの流れにストレスなどはないかを検討する
「顧客とのコミュニケーション」(Communication)
製品が顧客とどのように接しているのかを検討する
この4Cの観点から実行戦略を立てることで、お客様が気持ちよく製品を購入してくれるでしょう。
マーケティングミックスの4P・4Cはモデリングが大切
ここまでマーケティングミックスの4P・4Cを解説してきました。
しかし、これらの分析を実行しても、なかなかうまくいかないのが現状…。
もしもすぐに結果を出したいなら「モデリング」がおすすめです。
モデリングとは「実際にその業界で成果をあげている企業を参考にする」ということ。
先人の知恵を生かすことで、失敗する回数を減らし、成功への近道につなげられます。
今回はモデリングの参考になる企業の事例を紹介していきます。
【事例】マーケティングミックスから見るスターバックス・コーヒー
今回、ご紹介するのは「スターバックス・コーヒー」です。
今や知らない人はいないほどのスターバックスは、マーケティングミックスの「4P」で、標的となるターゲット的確に捉え、実行し、結果を出してきました。
「製品」(Product)
スターバックスのProduct(製品)は「コーヒー」です。
コーヒー豆は主要な原産地から調達した豆をブレンド。コーヒーの「風味」「香り」を引き出しています。
インスタントコーヒーとは違い、高品質な「製品」をお客様に提供しています。
「価格」(Price)
スターバックス・コーヒーのコーヒー1杯の価格は「210円~500円以上」と、少し高い価格設定となっています。
その理由は、「ちょっぴり高級層」をターゲットにしているから。
普段から1杯500円以上のコーヒーをよく飲む方からすれば、ゆっくりと高級感のある店内でコーヒーブレイクを楽しめるのはとてもお得。
美味しいコーヒーを飲みつつ、ゆっくりと過ごせる空間で「1杯500円」の価格は適正ですね。
「流通」(Place)
スターバックス・コーヒーの多くの店舗は街中に店舗を構えています。
その理由は2つ。
①「サードプレイス」の提供
騒がしい街中にポツリと落ち着いた空間があると、休憩したくなる
②人の目に触れる回数が増える
スタバのロゴが描かれているコーヒーカップを持って歩いている人を見かけると、「近くにスタバがある」という他の人への宣伝になる
最近だと、都会の駅前には必ずと言っていいほど、スターバックス・コーヒーがありますよね。
街中に多く店舗を構えることで、ブランディングになります。
「プロモーション」(Promotion)
スターバックス・コーヒーは基本的にテレビなどの宣伝は行いません。代わりに利用するのは顧客の口コミやSNSです。
SNS(twitter、facebook)を利用しての宣伝効果は売り上げ向上のきっかけとなりましたね。
✔︎スターバックス・コーヒーの公式ツイッター
✔︎お客様の声・口コミ
✔︎無料で試飲をサービスしてくれることも
まとめ:マーケティングミックスの4Pと4Cを理解して実践してみよう!
今回は「【3分でわかる】マーケティングミックスの4Pと4Cを徹底解説!【事例あり】」を解説しました。
今回の記事をまとめると、
✔︎マーケティングミックスの4P
「売る側」からの視点であり、「製品の開発」「価格」「流通」「プロモーション」を検討すること
✔︎マーケティングミックスの4C
「顧客側」からの視点にフォーカスをあてた分析方法
こんな感じです。
マーケティングミックスを実行する際に、今回ご紹介した「スターバックスコーヒー」のように、すでに成果を挙げている企業のモデリングを行いながらマーケティング戦略をたてると結果も出やすいです。
これからマーケティングを勉強していきたい方や、マーケターとしてスキルアップをしたい方は、ぜひ、今回の記事を参考にしてステップアップしましょう!