✔︎想定読者
・これから転職しようとしている第二新卒の方
・転職したいけど、何から始めればいいかわからない方
・転職で失敗しないためのコツを知りたい方
昨今の働き方が大きく変わってきたことも相まって、特に若い第二新卒世代に「転職しようかな…」と考え始めている方が増えています。
この記事では、「第二新卒が転職で失敗してしまう理由」を大きく3つに分けて詳細に解説していきます。
ぜひ今の自分と照らし合わせて、当てはまってしまう部分はないかを確認してみてください。
第二新卒が転職で失敗する理由①【前職の退職理由がネガティブ】
第二新卒が転職で失敗してしまう理由の一つに、「退職理由をネガティブなまま伝えてしまう」というものがあります。
「職場の雰囲気が自分には合わなかった」「上司や先輩とうまくいかなかった」「何となく前職の業務内容が気に入らなかった」などなど…。
こういった他責な(会社・人のせいにしている)退職理由では、転職先の採用担当も「うちに入ってもまた同じ理由ですぐ辞めるかもしれないな…」と、採る気がなくなってしまいますよね。
仮に退職した理由がネガティブなものだったとしても、それを直接伝えてはいけません。
「自分の可能性・業務の幅を広げたくて退職した」
「前職の経験も活かしつつ、さらに自分の夢に近づけるような職場で経験を積みたかった」
このように、「自分はなぜ転職したいと思ったのか?」をしっかりと深堀りしましょう。
面接では、その深堀りした内容を順序よくまとめ、「チャレンジ精神あふれる前向きな気持ち」をアピールできるとGoodです。
第二新卒が転職で失敗する理由②【将来のビジョンが明確ではない】
「とりあえず新しい職場で仕事をしつつ、経験を積みながら後々自分がやりたいことを見つけていきたい」。
よくある転職理由ですが、第二新卒の転職でこの理由では内定が難しいです。
というのも、「前の仕事を続けながらでも出来たんじゃないの?」と思われるからです。
第二新卒に対して「今の仕事を辞めてまで転職して、どんなことをしたいの?」という疑問を持ってしまうのは当然のことでしょう。
前職で大手企業に勤めていた方は特に「そんなブランド力のある安定した企業を辞めるほどだから、大きな目標があるに違いない」と思われます。
熱い気持ちと強いビジョンを期待している
将来に対する「私はこうなりたいんだ!」という熱い気持ち、強いビジョンがあることを、企業は期待しています。
「この職場で、前職の〇〇の経験を活かして、こんなプロジェクトに挑戦してみたい」
「5年後には〇〇のスキルを身に着けてチームリーダーになり、新しい企画を提案したい。具体的には…」
このように、「私はあなたの会社でこんな仕事をして、こんな貢献をしようと考えています。1年後、3年後、5年後には…」といったような新しい仕事に挑戦していくうえでの「とことん具体的なキャリアプラン」を考えておくと、「お、この人は期待できそうだな」と思ってもらえます。
自分のキャリアを逆算して相手に伝える
結論、入社後のキャリアを相手に伝える時は、逆算することが重要です。
その理由としては、人生を逆算して考えると、「将来どうなりたいのか?」「そのためにどんなスキルが必要なのか?」が明確になるからです。
例えば、転職先でWebマーケターになりたい方は、以下のようなキャリアビジョンを相手に伝えることができると好印象です。
Webマーケッターとして1つの事業に責任を持ち、部門だけではなく、会社を動かしていきたいです。そして、Webマーケティングを通じて、お客様に有益な情報を届け、人々を動かし、感動を与えたいことを5年後の目標にします。
そのために、まずは3年後、プロダクトマネージャーになることを目標として、営業が負担にならないような仕組みを構築していきたいと考えています。
例えば、売上を上げるための仕組みとしては、MA(マーケティングオートメーション)を活用したリストマーケティングや自然と集客や引き合いが来るようなSEOマーケティング、フォロワー数を増やして業界のインフルエンサーとして影響力を高めるSNSマーケティングなどです。
これらは前職で培ったスキルですので、このスキルを御社でもどんどん還元していきたいです。
とはいえ、スキルとしてまだ不足している部分もあるので、実務経験をたくさんこなしていきたいと考えています。補足として個人の活動でブログ運営やSNSの運用も始めています。
日々、インプットを怠らず、スキルを高めていきたいと思います。
なんども言いますが、自分のキャリアを「5年後→3年後→現在」のように目標から逆算して具体的に話すのがポイントです。
第二新卒が転職で失敗する理由③【転職先が決まらず金銭的に追い込まれる】
ここまで紹介してきた2つの失敗例とはまたちょっと違い、金銭面で失敗する第二新卒者も多くいます。
「今の仕事を続けていたら、残業で毎日帰りも遅いから転職活動する時間がほとんど取れない。先に退職してから、落ち着いてから転職先を探そう…」
こんな考えに至ってしまう方、いるのではないでしょうか。
しかし現実はそう甘くはありません。
・なかなか思うように転職先は見つからない・決まらない
・退職して時間が増えたら、これまでできなかった趣味等に時間を費やしたくなってしまう
・収入がない生活のため、お金は減っていく一方…
金銭面が気がかりで、集中して転職活動に取り組めない。
結果、採用が決まらないという負のスパイラルに陥ってしまうのです。
仕事を続けながら転職先を探すべき
第二新卒世代は、まだまだ働き始めて数年。ただでさえ少ない収入がゼロになってしまうリスクをしっかり考えるべきです。
自分のやりたいこと・欲しいものもたくさんある頃でしょうから、貯金もまだまだ少ないはずです。
よっぽどブラックで人間関係も悪い会社なら致し方ないとは思いますが、可能であれば今の仕事を続けたまま転職活動を進めましょう。
その方が、金銭面等の余計な心配をする必要もなく、スムーズに進みます。
結果的に、退職してから転職活動をするよりも早く転職先が決まるなんてことも大いにあり得ます。
「決まった収入がある」ということは非常にありがたいこと。精神面の安定にもつながりますよ。
まとめ
第二新卒が転職で失敗してしまう理由で、特に多いものを3つ紹介してきました。
先述したとおり、今の仕事が気に入らず闇雲に転職活動を始めた結果、失敗を繰り返して追い込まれてしまうというケースが少なくありません。
今回紹介したような失敗例を、しっかり自分ごととして考えて「自分は同じ失敗をしない」と反面教師にしましょう。
せっかく「どんな失敗が多いのか」が理解できたので、これを活用しない手はありません。
みなさんが第二新卒として転職活動をする際の、強力な武器になるはずです。
転職先の面接官に「この人はただ前職がつらいから辞めてきたんだな」と思われないように
・なぜ自分は転職しようと考えたのか?
・転職先で自分はどんなことを成し遂げたいのか?
・どんな経験を積んで将来はどうなりたいのか?
こういったキャリアプランを丁寧に考え、熱意をもって伝えることが出来れば、おのずと転職成功への道が開けてくるはずですよ。
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