新卒とは違い、自分のタイミングで転職活動をはじめ、自分のタイミングで入社するのが第二新卒。
「時期による受かりやすさの違い」「転職活動を始める時期」など、これらについて一度は悩んだことがあるのではないでしょうか？
この記事では
・第二新卒の転職に最適な時期はあるのか(勤続年数、月)
・第二新卒が時期を問わずに転職活動をしておくべきメリット
上記2点について解説していきます。一人でも多くの第二新卒者が転職をスムーズに進めることが出来たら幸いです。
【勤続年数】第二新卒の転職に最適な時期は「入社3年目」
一般的に第二新卒の転職に最適な「勤続年数」は「入社3年目」が妥当です。
なぜなら企業は、第二新卒に対して「ビジネスマナー・スキルが身についていて、入社後には即戦力になってほしい」という思いを持っているからですね。
あまりにも前職での期間が短すぎると、ほとんど社会人としての経験もなく、もちろん仕事での実績もない。
「ビジネスマナーすら身についていないのでは？」「うちに入っても、どうせ同じようにすぐ辞めてしまうだろう」というように、企業に悪い印象を与えかねないですよね。
そういった点から、第二新卒の転職は「ビジネスマナーがある程度身についていて、前職での実績も多少できてきた入社3年目程度」が最適と言えます。
入社3年目以前の第二新卒は転職を辞めておくべきなのか
「入社3年目が最適な転職時期」とはいうものの、
「全然自分のやりたいと思っていた業務と違う…」
「残業が多すぎて、ワークライフバランスが保てない…」
さまざまな理由から、入社3年目よりも前に転職を志す方もいらっしゃるかと思います。
結論から言うと、「転職したいと思ったら、勤続年数に関係なく転職してOK」です。
なぜなら、入社1、2年目で実際に転職に成功している人もたくさんいるからです。ぶっちゃけ、私もそうでしたが、問題なく転職が成功しました。
今の会社ですり減らし続けて、せっかくの人生を満喫できないようであれば、すぐにでも自分に合った企業を探すために行動しましょう。
若さを活かして積極的にアピールする
ただ、やはり勤続年数が短いと転職が厳しいことも事実。
「なぜそんな短期間で辞めてしまったのか？」
「転職してどんなことをして、どんな風に成長していきたいのか？」
面接でのこういった質問に対して、前向きかつやる気のある言葉でしっかりとアピール出来るようにしておきましょう。
例えば、
・私のやりたい仕事が〇〇だったので、〇〇に強い御社を志望しました！
・御社に入社した暁には、〇〇の事業を日本トップクラスの事業に作り上げていきます！
みたいな積極的な答えでアピールしましょう。
そうすれば、必ずしも「転職時期が早いから受からない」わけではないですよ。
第二新卒の転職に最適な時期は「4月と10月」
正直「何月に転職するか」は、先述した勤続年数程、転職の成功率に左右するものではありません。
そんな中で強いてあげるなら「4月」と「10月」が良いでしょう。
というのも、「4月は新卒・10月は中途の採用に活発なうえ、求人数も多くなる傾向にあるから」です。
・「今は新しい社員を採る予定はないな…」という時期よりも「新しい人材を確保して、事業運営をさらに活発化させたい！」という時期に転職した方が絶対採用されやすい
・応募する企業の母数が多い方が「自分の希望する企業に出会う確率」も「転職成功する確率」もグっと上がる
こういった理由から、4月・10月は転職の狙い目といっていいでしょう。
また受かりやすさとは別ですが、この時期に転職が出来ると「同期が出来る」という点もポイント。
転職してすぐの頃は、慣れない仕事で苦労し、悩みもたくさん出てくるかと思います。
そういったときに「相談しあえる仲間」がいるというのは、非常に心強いはずですよ。
一般的な転職期間は、たいてい入社まで約3か月。
転職したい月が決まった場合には、この数字を参考に逆算するとよいでしょう。
【時期問わず】第二新卒は転職活動をしておくべき
ここまで転職に最適な時期について説明してきましたが、「第二新卒は時期に限らず転職活動を今すぐ始めるべき」だということを伝えておきます。
・あなたは今の仕事に満足できていますか？
・なぜその仕事を続けているのか、説明することが出来ますか？
「とりあえず新卒で就職できたから、何となく今の仕事を続けている」という方はいるのではないでしょうか。
そんな方は特に、早いうちから転職活動を始めておくことで、
「自分はどんな仕事がしたかったのだろう」
「どんな仕事で社会に貢献したい・人に感謝されたいのだろう」
「給与面に不満はないだろうか。ほかの仕事ではどれくらいもらえるのだろうか」
「今の仕事は本当に自分に合っているのだろうか」
このように、客観的に自分を見つめなおすことができ、仕事に対する考え方・見方も変わってくるかと思います。
少しでも今の生活にモヤっとするところがある人は、ぜひ転職活動を始めてみてください。
そして、もしも転職活動で迷ったらエージェントに相談するべき。
プロのエージェントが皆さんの悩みを解決しつつ、自分に合う会社を見つけてくれます。
詳しくは以下の記事にまとめましたので、転職で悩んでいる方やこれから転職活動を始める方はぜひ、ご覧ください。
まとめ
・第二新卒の転職に最適な時期は「入社3年目の4月or10月」
・時期を問わず、転職活動は今すぐ始めておいて損はない
この2点について解説してきました。
厚生労働省の「新規学卒者の離職状況(平成30年度調査) 」を見てみると、「高卒者の約4割、大卒者の約3割が3年以内に離職している」というデータもあります。
今や「在籍期間が短い中で転職する」というケースは珍しいことではないのです。
先述した通り転職に最適な時期はありますが、「より自分に合った仕事がしたい」と思い立った時が、転職活動を始める好機とも言えます。
いつでも転職できるよう、着々と準備を整えておきましょう。
「転職は考えているけど、本業が忙しいからそれどころではない…」という方は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
初回の面談でしっかりとすり合わせしておけば、あとは待っているだけで自分に合った求人を紹介してくれますし、書類添削もしてくれます。
忙しい方でも、転職エージェントを利用することで効率的に転職活動を進めることが出来ますよ。
この記事が、あなたが本当にやりたい仕事に就くための手助けになりましたら幸いです。
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